『魔法の言葉プロジェクト 成果報告会』に参加して

ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアスは、タブレットやロボット活用による障害をもつ人の社会参画の機会を増やすことを目指している。

 

今日はそのエデュアスが、特別支援学校、学級、通常学級に在籍する子どもや教員にタブレットやロボットを1年間無料で貸し出し、現場や日常生活で活用した実践研究の発表を聞きに行った。

魔法の言葉 プロジェクト成果報告会を開催します | 魔法のプロジェクト

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紙資料は配布されず、タブレットで魔法のプロジェクトHPを見てそこに直接メモしてる人もいた。うちの職場はまだまだ紙資料に頼っているところが多く、とても新鮮だった。

 

またシンポジウムでは肢体不自由 重度重複障害の発表を聞いた。(以下、全シンポジウム)

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教員による過度な優しさがその子の"伝えたい"という思いを隠してしまったり、自分の気持ちを伝えようとタブレットを用いてみたがそのタブレットを用意するのは教員であり意味があるのかどうかと迷ったり、教員が子どもに選択肢を示しそこからは選ぶことはできるけれど自分からこのおもちゃで遊びたいという思いを引き出す環境が設定されていなかったり、様々な悩みと向き合いながら、子どもたちを良い方向に導いていった事例が発表された。

 

特に印象的だったICT活用法はこのOAK Pro(オークプロ)。カメラを利用して障害の重い人の動きを観察し可視化できるものである。(サーモグラフィーのように色分け表示される)

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https://www.ttools.co.jp/product/hand/oak/index.html

肢体不自由の子や障害の重い子はその動きが随意なのか不随意なのか区別がつきにくく、表出として捉えていいのか悩む場面が多い。そこでこのオークプロを使い、客観的にその子の表出を読み取ることで、好きなもの、あまり好きではないものが近くに来た時の反応の違いを、保護者や他の先生に伝えることができると思った。

 

もうひとつ印象的だったのは、数字やグラフなどを用いて可視化し、客観的にその子の成長が目に見える発表であったことだ。数字を用いてその子を評価することに疑問を感じることもあるが、人の目には限界があり、数字や日々の記録がそれを補ってくれると感じた。

 

自分の反省するべき点も見えた。セミナー中ほぼ受け身であることだ。こんなのあるんだ、これ使えそうだと思うことはあっても、分からないところを聞いたり議論したりというのがない。聞きに行くだけ というなんと勿体無いことをしているのかと思うのだけれど、話そうという意欲が湧かない…。人混みがあまり好きではないというのもあると思うが…。日頃から自分の意見を持ってその意見を伝える練習をしていかなくてはならないと感じた。